〜ある物書きがベラルーシ『ヴィーツェプスク』に移住するまで〜②第三国の口座が必要かもしれない

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💡「本記事は、筆者個人の調査および主観的な見解を共有するものであり、法的・財務的な助言を目的としたものではありません。ベラルーシ等に対する制裁措置は極めて流動的であり、記載内容の正確性や再現性を保証するものではありません。情報の利用により生じた直接的・間接的な損害(資産の凍結、法的紛争等)について、筆者は一切の責任を負いかねます。実行にあたっては、必ず最新の法規制を確認し、自己責任で行ってください」

こんにちは、皐月紫音です!
今回は連載マガジン『〜ある物書きがベラルーシ『ヴィーツェプスク』に移住するまで〜』の第二回です。

このマガジンは私がベラルーシの都市『ヴィーツェプスク』に移住するために調べたこと、進捗などを共有していこうというものです。

特別なスキルも収入も学歴もない私が、海外移住するための軌跡を皆様にも共有して何か今やりたいことがあるけど踏み出せない人、停滞しているなと感じている人の励みになれば嬉しいです。

同時に記事を見た有識者の方で、それこうした方が良いんじゃない?みたいな助言とかも頂ければとてもありがたく思います。

ちなみに第一回はこちらになります!

shion-satsuki.hatenablog.com

早速、はじめて行きたいのですがベラルーシという国は日本人が移住するには生活コストや治安などの面では比較的障壁のない国。

言語という面ではロシア語が基本なので、私のように英語はダメダメだけどロシア語はなんかできたよ!という稀有な人以外はちょっとハードル高めですね。

ただ、言語は私は意外と現代ではどの国でも生活する上ではそこまでハードルではないのでは?と思っています。
翻訳もAIもこんなに発達してますし、もちろんできた方が良いですけど深い学習はそれこそ現地が最高の環境ですから。

ただ、ウクライナ戦争の影響で主に金銭的な環境面では相当日本人にはハードルの高い国となってしまいました。
何よりもSWIFT排除によって日本からの送金ができないのが痛過ぎます。

そもそもSWIFT排除ってなんなの?あのロシアがやられてたやつだよね?という方もいるはず。
実際に私もちゃんと理解していたわけではないので、この機会に簡単にまとめます。

▪️SWIFTとは

SWIFT国際銀行間通信協会(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)

世界中の銀行がお金のやり取りをする際に使う共通のメッセージ連絡網です。
200以上の国・地域、11000以上の金融機関が加盟しています。

海外とのお金のやり取りをする際、各国の主要銀行(日本なら三菱UFJ、ロシアならズベルバンクなど)が契約を結び、お互いの銀行に口座を持って資金の受け払いをするわけですが、この銀行間の送金メッセージに使われるのがSWIFTというわけですね。

これから排除されることで以下のような影響があります。

・貿易面で外国への輸出・輸入の代金が払えない

・ドルやユーロといった外貨が調達できない

・輸入品が届かず物価が上がる

・外国企業との取引がストップしてしまい、国内企業が不利益を被る

▪️実際の影響

それでは実際にどういう影響が出ているの?ロシアへの制裁ってどう機能してるの?そもそもベラルーシってなんで制裁されたの?

このような疑問も当然あるかと思います。
まず、ベラルーシが制裁された理由ですが、他の旧ソ連諸国とも異なるロシアとは緩やかな連合国家という〝特別な枠組み〟にあること。
そしてベラルーシにはロシア軍基地があり、それが活用されているなどロシアの協力国とみなされているためです。

ここら辺は日本とアメリカの関係に非常に近いかもしれませんね。

さて、SWIFT排除の実際の影響について書いていきますが、以下に書くことは全て正しいとは保証できませんし、最新情報とは異なる場合もあります。

まず、ロシアでズベルバンクのような大手銀行が排除されてインフレや輸入品不足が発生しています。
とは言っても、ロシアも何も対策をしてないわけではありません、

「SPFS」というSWIFTに変わるシステムを設計して活用しています。
最も加盟国は増えているものの、2022年の時点では12カ国と、SWIFTの代わりになれる数ではないのでこれからというところでしょうね。

また、中国とは人民元建て決済で貿易したり中国のシステム「CIPS」を活用したりもしています。

その他主要貿易国であるインド・イラン・トルコなどとは個別の貿易協定を結んでいるというニュースもありますね。
入念に制裁に対する準備もしてきたこと、もともとの資源国という強みもあり、ロシアへの影響は日本側のメディアで見るほど深刻ではないというのが実際のところだと私は思います。

どちらかというと、深刻なのはベラルーシという情報もあります。

SWIFTを利用できなくなったことで、「SPFS」を代用せざるを得なくなったのはロシアに同じ。
2022年のインフレ率は18%に達したという情報までありました。
ですが現在は抑制傾向にあるとのことで、2026年今年3月には5.4%と減速を続けているようです。

さらに主要な輸出品(肥料・石油製品)の売り先がなくなり、経済的に大きな打撃となりました。
以前から高かったとはいえども、その貿易は輸出も輸入もほとんどがロシアが占めることななっており、輸出入合算で全体の65%以上をロシアに依存することになっています。

主要貿易国であったEUとウクライナとの割合が減り、以前はロシア重視でありながらもバランス外交だったように見えるベラルーシですが、近年では一層とロシアとの一体化が進んでいます。

■その他制裁の影響

他の影響としてはご存知の方も多いかもしれませんが、VISAやmasterのようなクレカが現在ロシアでは使えなくなっています。
いっとき、今こそJCBが…なんて話もありましたが、まあ案の定アメリカに歩調を合わせましたね。笑

ただ、これに関してはベラルーシでは現在使えているという情報もX(旧Twitter)にあります。
ただ、現在のベラルーシやロシアで西側のシステムへの依存はリスキーなので向こうで生活となれば早々にズベルバンクなどの口座開設、ベラルーシで使えるカードを作る必要がありそうです。

また、PayPalなどがサービスを停止したのも大きな影響を与えています。
特に私のようなフリーランスは海外との仕事のやり取りで活用しているので、むしろこちらの方が影響が大きいと思いますね。

▪️第三国に口座を作らねば

さて、ようやく本題に入ります。
ベラルーシで生活する上で、私は日本で契約しているクライアントからお金を国際送金してもらう必要があります。

とはいえど、上記のとおりベラルーシはSWIFT排除の制裁を受けているので通常のルートではお金を受け取れません。
そこで第三国に口座を作って、日本企業にはWise or 銀行送金でそこに給与を送ってもらう。
ベラルーシ国内ではそこで発行のカードで生活費など決済。
ベラルーシ国内のATMでベラルーシルーブルでお金を引き出すこともできるが、VISAの制裁強化で使用できないATMや上限発生することもあるとのこと。
もしくは第三国の口座資金でBybitやOKXでデジタルドルを購入。
ベラルーシ国内のP2Pマーケットでベラルーシルーブルにトレードするという方法が一案として考えられます。

いや、こんなことを言ってはいけませんが考えただけでめんどくさそうですね…。
特に二番目の方法は手間が半端じゃなさそうです。

ちなみに非居住者に対して口座開設を許してる国というのは非常に少なく、さらにその中でロシア・ベラルーシへの制裁に今後も参加しなさそうな国を選ばなければいけません。

その候補を調べるとジョージア・アルメニア・カザフスタンが上がりました。
この中での口座開設の難度はジョージア・アルメニアは手続きも楽、カザフスタンは少し厳しめらしいです。

ただ、ジョージアは政権により変わりますがEU加盟を目指していてロシアとの関係は不安定です。

これは昨今のアルメニアも同じです。
アゼルバイジャンとの戦争でロシアが参戦しなかったことに官民ともに反発があり、今はEU特にフランスとの結びつきが強く、アメリカとも安保協力が以前よりも活発になっています。

脱露、入欧路線が明確ですね。

もっとも良さそうなのが中立的で対外的な問題もないカザフスタンですが、口座開設に必要な手続きがいまいち明確じゃないというか、情報が少ないのですよね。

なんにせよ、いろいろと先のことを考えておく必要がありそうです。
普通の海外移住でも難易度が高いのに日本から超ハードルの高いところに移住しようとしてますからね。

無事に生きていけるのか…まぁ人間いざとなればどこでもやっていけるものです。
と信じながら、今回はこんな感じで終えようと思います。

移住にはさまざまな苦労があるでしょうが、その前にこういう先人たちの話を聞いておくのも大切そうですね。

 

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