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こんにちは、皐月紫音です!
今回は「本当に好きなものだけを持とう」というミニマリズムの王道とも言える考え方に関して、私なりの意見を書かせていただければと思います。
というのも私は今、海外移住を控えてできるだけ余分なものは持たないようにと、断捨離を続けています。
過去の私は自分で言うのもあれですが、超のつくマキシマリストでした。
ファンタジーのような家にしたいと、あっちこっちにオシャレなアートを飾り、壁には穴が開きまくっていました。
東急ハンズの店員さんとも完全に顔馴染みでたくさん加工してフレームに入れてもらいましたね(いくら使ったんだろ…)。
服も好きでしたし、部屋のクローゼットには使いきれないほどの渋谷系ブランド丸井系ブランドの服が入ってましたよ。
ここら辺は世代ですね…。
そんな私も今はインテリア目的で置いてるアートは全部で3点ほど。
服はシーズンごとに着るものを統一しています。
ミニマリストとまでは言えませんが、物に縛られない生活は比較的できていると言えるのではないでしょうか。
そうして断捨離を進めていくなか、一つの失敗からあることを学びました。
それは「本当に好きなものだけを持とう」「本当に好きなものだけに囲まれて生きよう」よりも、〝そこそこ満足できるものに囲まれて生きる方が良い〟ということです。
本記事では私がこの思考に至った失敗について最初に話し、さらにそこから発展して〝そこそこ満足できるものに囲まれて生きる方が良い〟と断言できる理由を三つ紹介したいと思いますので、最後まで是非読んでいただければと思います。
これは数年前のことでした。
私は西武池袋でMen's FURLAの店舗に入りました。
FURLAというと、日本では圧倒的にレディースのイメージが強いですが、男性向け商品のみを扱っている店舗も少数ですが存在します。
そこで一つのトートバッグに私は見事に一目惚れしてしまいます。
すかさず店員さんに持ってみることを勧められて肩にかけてみたところ、イタリアブランドらしいリラックスした色気のある雰囲気にすっかりとやられました。
値段を見たら約10万円…さすがに高過ぎるよなと思いながらも、これからこのバッグと人生を歩んでいきたいと思った私は断腸の思いで購入を決断。
ですが、実際には購入してから2年ほどクローゼットで眠ることになります。
まずもって仕事の行動範囲が自宅と自宅周辺で完結する私は、日常的にそんなオシャレをする必要がありません。
そしてプライベートで使おうにも流石にスーパーやコンビニに持ってくには勿体無い。
では他の外出はというと、趣味が散歩や自然の中に行くことのようなアウトドア派の私にはそんなラグジュアリーなバッグを使う機会はなかなか無く…。
さらに持っていくのに相応しいイベントがあっても雨が多い日本ではそんな日に限って、雨に直撃するなんてことも珍しくないです。
さすがにわざわざ雨が降ってる日にお気に入りの革の鞄を持っていくのは気が引けますよね。
ただ、こんなふうに勿体ぶっていては一生使わずに終わるぞと思い、売るか使うかの決断を今年はしようと思いました。
結果として売るという決断はできず、使っていくことに。
ですが、ここではじめて気がついたのですが、私の今の手荷物を入れるにはこのバッグは小さ過ぎたのです。
購入当時の荷物であれば問題なかったのですが、今では仕事上 PCが手放せず、どこに行くにも相棒のMac bookくんが一緒ですから。
実際には無理をすれば荷物は全て入りますし、しばらくは活用していたのですが、ハンドルの痛みなどを考えるとやはり日常的には使えないなと思いました。
こうして時が経ち、環境が変わった私はこのバッグと一生を共にすることができなくなってしまったわけです。
正直に言えばかなりショックだったのですが、これを学びにして次に活かすしかありません。
そうして考えてみると、そもそも「本当に好きなものだけを持とう」というミニマリズムにおける王道の思想こそが間違いなのではないかと気がつきました。
以下にその理由を三つ紹介します。
①人の気持ちも環境も移ろうもの
どんなに気に入って買ったものでも、残酷なことにその人にとっての最高は多くの場合時間で更新されていきます。
恋愛に例えるとわかりやすいですが、はじめて交際した恋人とそのまま結婚してずっと一緒という人ってなかなか居ませんよね?
もちろん、これができるならばとても素晴らしいことだと思いますが、なかなか現実には厳しいと思います。
マンネリ化もありますし、様々な人との出会いや経験で気持ちが移ろうということもあります。
環境の変化でお互いにとって今の形がベストでないというような決断になってしまうこともあるでしょう。
これは人ではなくて物においても同じなのです。
今年これ以上のものがないと思って買った財布、来年になったら同じメーカーからもっと素敵な新作が発売されていた。
そんなことはよくありますし、今の生活スタイルにその財布が合わなくなるということもありますよね?
例えばラウンドファスナーはキャッシュレス時代に大き過ぎる、マネークリップにしてみたけどやっぱり不便と後でわかるのようなこともあります。
変化し続ける気持ちと環境、この中で本当に一番を探すなんて、我々には難しいですし探すだけ時間の無駄です。
私は未婚ですが、結婚にしても世界中から最高の一人の相手を見つけるなんてほぼ不可能ですよね。
結婚を考えたタイミングで、魅力的に感じられて自分に誠意を持って向き合ってくれて、この人とならこれから幸せになれそうだなという人を選ぶということが多いのではないでしょうか?
その相手はきっと世界一の男性でも女性でもなく、自分の周りに居る人でベストな人生のパートナーとなる人のはずです。
②もったいないの罠
これはまさに私のバッグの例ですが、身の丈に合わないような高級品で愛着もあるものですと使うことに慎重になり過ぎてしまうのですよね。
ですが、これこそが罠なのです。
そもそも本来私たちは高品質なものを長年に渡って使おうと思って購入したのに、年に数えるほどしか使わないのであればそれは意味があるのでしょうか?
そんなふうに勿体ないと思って使わないでいるうちに好みが変わったり、私のようにそれに求める性能が変化して本当に使わなくなってしまうのです。
それだったら日々迷わず使うことができて、それを使うことで幸福感も上がるようなアイテムを選ぶべきではないでしょうか?
②形あるものは失われる
人も物も形あるものは失われます。
どんなに大切にしていた食器も地震が来たり、そうじゃなくてもうっかりと落としてしまい割れてしまうかもしれません。
お気に入りの財布も落としてしまったり、盗難に遭う可能性ありますよね。
そうでなくても特に財布やバッグのような革製品は手入れが難しいです。
私もかつてはコードバンやブライドルレザーのような見た目は良いですが、結構扱うのが大変な革製品を買いました。
上手く使えば、このような高級な革を使ったアイテムは10年以上余裕に使えますが、水に致命的に弱かったり手入れを間違うと革の美しさが大きく損なわれます。
実際、私はそれで今は手入れの楽なエンボスの財布に買い換えました。
ここまで読んでいただければご理解いただけると思いますが、どんなに気に入って買ったものであろうとも、それと一緒に私たちが墓に入る可能性は限りなく低いです。
その前にあなたの気持ちや環境が変わったり、何かの不幸でそれが失われてしまうということの方が多いのではないでしょうか。
ならば最初から自分は、これが好きでこれと一生を共にするんだ!のような重い気持ちではなく、この製品が気に入っているけどダメになったらまた同じものか、代わりになるものを買えば良いやくらいのそこそこ満足できるものを買えば良いのではないでしょうか?
よりわかりやすく言えば100点を狙うのではなく、65点〜80点を取れるようなアイテムを選んでそれを消費し続ける生活にするのです。
例えば私は春・秋・冬は常に私服でも白シャツスタイルですが、マリアサンタンジェロのような高級ブランドのは着ていません。
普通にオリヒカのノンアイロンシャツをいつも着ています。
オリヒカを選んだ理由はあるコスパ重視シャツの比較動画で、もっとも洗濯してもシワが少なく素材感が良かったのがオリヒカだったためです。
私が着ているのは、こちらのモデルですね。
このシャツは私の中では平均以上の点を出せてダメになっても、オールシーズン取り扱っているので、またオリヒカで買い足せば良いだけの神アイテムです。
公式で買うよりも少しお安くなっています。
3枚セットの格安モデルもありましたが、こちらは着たことがないので上の商品とは比較できません。
個人的には別のモデルを買うと、服を選ぶ時に無駄な迷いが生じるので私は今後も安くてもこちらは買わないですかね。
最後になりますが、私のようなドーパミンにやられまくってマキシマリストになってしまった方はまずはメンタルから変える必要があります。
かなり有名な本ですが、まずはこういう本を読んでミニマムな生活って良いな、逆に自分にはやっぱり合わないかもと考えることから始めてみてはいかがでしょうか?
『ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が「豊か」なのか (青春新書インテリジェンス)』

この本を読むとわかるのですが、ドイツの方々はブランド品とかにこだわらず、自分の基準で良いと思えるものを最小限の数で揃えることを選んでいます。
食事にしても基本はシンプルなパンやハムだったり、あとはなんといっても自炊です。
自炊はまさにリッチな外食の100点ではなく、80点の満足感を安く得られる習慣ですよね。
節約とミニマリズムはとても相性が良いので、ミニマリズム精神が身につけば自然と節約も身に付くと思いますので、ぜひ一緒にチャレンジしていきましょう!
それでは最後まで読んでくださりありがとうございました!